犬・猫・ウサギ・フェレット・ハムスター等、小動物の診察・各種手術及び入院、術後のリハビリ【セントラル動物病院:尼崎・武庫之荘】

セントラル動物病院
兵庫県尼崎市南武庫之荘2-5-22 TEL06-6438-3966
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当院スタッフの研修レポートをご覧いただけます。
当セントラル動物病院の獣医師による学会・研修参加や過去の症例についてのレポートです。
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その他
 
『プロバイオティクス』という言葉をご存知ですか?
副院長/獣医師 大松 健

みなさん、『プロバイオティクス』という言葉をご存知ですか? 最近、テレビコマーシャルや新聞広告で見る機会が増えてきたので、この言葉をお聞きになった人も多いかと思います。昔からヨーグルトを食べるとお腹の調子がよくなることは知られていますが、この乳酸菌などの生菌(善玉菌)をプロバイオティクスといいます。

近年そのプロバイオティクスが見直されています。プロバイオティクスを投与することにより腸内環境を整え、胃腸障害を改善していく治療が行われています。 筆者が先日参加したアメリカのセミナーでもその重要性を説いていましたし、筆者が所属している大学でもプロバイオティクスが用いられています。
プロバイオティクスは一般的に副作用がなく、安全な薬剤なのですが、一番の問題はどのくらいの生菌が生きたまま、腸に届いているのかということでした。 今回、当院で導入したペディオコッカス菌製剤は、生菌が胃酸などの影響を受けずに直接腸に働き、しかも常温で2年以上保存可能いう特徴を持っています。 また昔から、『良薬は口に苦し』といいますが、このペディオコッカス菌製剤は少し甘い味がしますので、動物たちの投薬にもそんなに苦労しないと思います。

最近、食事性あるいはストレスに関連する下痢が増えています。ワンちゃん、ネコちゃんの下痢は時に血便を伴います。我々獣医師は、そういった状況に慣れていますが、一般の飼い主さんはかなりびっくりされることでしょう。 こういったプロバイオティクスというのは、下痢を起こしてから投与するのではなく、特に胃腸の弱い動物において、普段からサプリメント感覚で常用することが重要であると考えています。

ペディオコッカス製剤に興味をお持ちの患者様は、遠慮なく当院のスタッフ、獣医師にお尋ね下さい。 (文責:獣医師 大松健)

飲ませにくい場合はカプセルから出して投与していただいても大丈夫です。
 
『臨床検査結果をいかに評価するか』
獣医師 山田 苗穂子

『臨床試験の結果をどのように解釈するか?』これは私が先日アメリカの獣医学雑誌を翻訳したものです。一般開業医、ずばり私たちはいろいろな雑誌や文献を読んで、それを元に治療をすることがよくあります。新しい治療法や薬剤に関しての文献は非常に重要な情報源です。しかしこれが常に正しい情報を正確に伝えているという保障は?うまくいかなかった症例を研究対象から外していたら?開発者はその薬剤をいいように見せる気持ちがおこらないのでしょうか?実験の方法や臨床試験の参加人数によっても違いは出てきます。今回翻訳した文献は記載されている情報を正確に読み解くために一般開業医が気をつけなければならない点、つまりいかに文献を読むか、というものでした。ついつい結果だけをもとめる安易な傾向に警鐘を鳴らし、基本に沿って解釈していこうということです。たしかに!ですが、なんとも耳の痛い話でもあります。実際、研究のデータを隅から隅まで読むのは大変です。
考えてみればインターネットの口コミ情報も結果だけです。ひとつの情報としては有用ですが、どのような経過で、どのような状態で、どのような方法で、と、数限りないバックグラウンドを把握しないまま、結果を鵜呑みにしてしまうのは危険です。文章にするともっともらしく聞こえますが、言葉を操作することは簡単です。信用できるのかできないのか、ものごとに直接携わっていない場合、その情報源やその人物を知らない場合、もう一度改めて見直してみることが必要です。

(『臨床試験の結果をどのように解釈するか?』はJVET5月号インターズー発行に掲載されました)

 
 

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