みなさん、『プロバイオティクス』という言葉をご存知ですか?
最近、テレビコマーシャルや新聞広告で見る機会が増えてきたので、この言葉をお聞きになった人も多いかと思います。昔からヨーグルトを食べるとお腹の調子がよくなることは知られていますが、この乳酸菌などの生菌(善玉菌)をプロバイオティクスといいます。
近年そのプロバイオティクスが見直されています。プロバイオティクスを投与することにより腸内環境を整え、胃腸障害を改善していく治療が行われています。 筆者が先日参加したアメリカのセミナーでもその重要性を説いていましたし、筆者が所属している大学でもプロバイオティクスが用いられています。
プロバイオティクスは一般的に副作用がなく、安全な薬剤なのですが、一番の問題はどのくらいの生菌が生きたまま、腸に届いているのかということでした。 今回、当院で導入したペディオコッカス菌製剤は、生菌が胃酸などの影響を受けずに直接腸に働き、しかも常温で2年以上保存可能いう特徴を持っています。 また昔から、『良薬は口に苦し』といいますが、このペディオコッカス菌製剤は少し甘い味がしますので、動物たちの投薬にもそんなに苦労しないと思います。
最近、食事性あるいはストレスに関連する下痢が増えています。ワンちゃん、ネコちゃんの下痢は時に血便を伴います。我々獣医師は、そういった状況に慣れていますが、一般の飼い主さんはかなりびっくりされることでしょう。 こういったプロバイオティクスというのは、下痢を起こしてから投与するのではなく、特に胃腸の弱い動物において、普段からサプリメント感覚で常用することが重要であると考えています。
ペディオコッカス製剤に興味をお持ちの患者様は、遠慮なく当院のスタッフ、獣医師にお尋ね下さい。
(文責:獣医師 大松健) |